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奥田英朗Goo〜(呼捨御免)

奥田英朗、面白い!
1編ごとに泣いてしも〜た。涙腺潤潤。(←私だけ?)
思わず見逃してしまうような日常を切り取るのが上手だね、彼は。

ガール『ガール』
(著)奥田英朗
講談社
(2009/1/15)

『ガール』は、女性にとっては読むのに軽く親しみやすい!
「5編のうちどれが面白い?」と言われても選べない。
どれも恐ろしく身近に感じる。
「なんで女のことがわかるん?これ書いたのホンマ男か?うっそぉ〜〜絶対ありえねぇ!」
読んでいる途中で「わかる!」と共感するたびに、疑心暗鬼で作者名を確認しまくる始末(笑)

でも男なんだよな……
当時45歳前後のおっさんが書いたんだよな……
改めて信じられんほど上手いの、女性心理が。
もうツボ、ツボに来る、ツボにハマる、ツボに突きまくり。


マドンナ『マドンナ』
(著)奥田英朗
講談社
(2005/12/15)

『マドンナ』一番自分と身近に感じたほどの秀逸さ。
クスッと笑ったね。泣いたね。甘酸っぱかったね。

『マドンナ』片思い哀愁には大共感!
私も思春期にあったあった。なんか懐かしく思い出したよ。
勝手に思い込んでは妄想暴走。だけど、この身はいつも安全地帯で。
それは中年男でも変わんないのか〜と。

『ボス』私の職場風景とダブるところが多く、すっごく!わかるっ!
「え〜〜っ、なんでぇええ〜??この作者、何者?只者じゃねぇ」
妻や上司のミーハーぶりはそのまま、私が某バンドのファンをやっていた頃と繋がって理解できた。
うわ〜この人、何でもないことをさらりツッコんでは、さくさくとのびやかな言葉。

『パティオ』も地味なりに、いい意味で裏切られた。
胸に突く台詞が何げに、ぽん、ぽんぽんと効果的に出てくる。
あれを読んで「やられたぁああ〜〜!!」と思ったね。
ラストに相応しい短編。


私さ、実は『脇役』を書くのが苦手なのね。
執筆に悩んでいたところへ奥田英朗。
短編でも生き生きした脇役……見習いたいわ。


しかし!もっとすごいのは!
長年引きずってきた、自分でもわかっていながらも形容し難いもやもやを、いともたやすく言葉や文章にして突きつけられたこと。

「あ、そっか。そ〜ゆ〜ことか」嫌みもなく素直に共感&納得。

今まで見えそうで見えなかった答えを、やっと見つけた感じ。
しかも!ライトな答え!
「なんだ!そんなもん!?」思わず拍子抜けするほどの。
変に難しくも重苦しくもなく、読後感爽快!

今まで図書館で借りて読んできたけど、もう買っちゃお!
自分の手元に置いて、何かあったときや人生の節目節目に読み返したいわ。
2008.06.23 Monday 21:23 | - | - | 
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